和歌山)子ども食堂 若者たち活躍 地域の課題学ぶ
2019/12/05
みなさんは、最近子ども食堂という単語を聞いたことがありますか?
和歌山では、その子ども食堂に若い大学生たちが活躍し、とても良い影響を与えているということです。
(以下は2019年12月3日付朝日新聞デジタルから抜粋)
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地域の子どもたちで食卓を囲み、交流拠点としても期待される「子ども食堂」で学生たちが活躍している。ボランティア活動や自らの学びの一環として参加しており、子ども食堂の関係者は「子どもにとって親でも先生でもないつながりができて世界が広がる」と歓迎する。
10月末、和歌山市小人町で「おのみなとこども食堂」が開かれた。地域の主婦ら有志で運営されている同食堂。子どもたちが集まった食卓の中に女子大学生らの姿があった。彼女たちは席についた子どもたちにお茶を出したり、話しかけたりしていた。子どもたちはうれしそうに応じていた。
彼女たちは和歌山信愛大学の1年生5人だ。幼稚園や小学校の教諭免許、保育士資格の取得を目指す。彼女たちのほとんどは江口怜助教のゼミ生で教育と福祉の連携について学ぶため同食堂に参加した。
同大1年の澤田楓香さん(19)は「すごいにぎわっていて楽しい。子ども食堂と聞くと(貧困のイメージがあって)良い印象がなかった。でもみんなが集う楽しい場なんだということが分かった」と言い、今後の学びに生かしたいとした。
江口助教によると、今夏から同食堂に参加しているといい、「地域にどんな課題があってどんな取り組みがされているのか学べる」。この日、東京医療保健大学和歌山看護学部の学生約10人も授業の一環などとして参加した。
和歌山市中之島の「中之島子ども食堂」では約2年前から和歌山信愛高校の生徒らがボランティアで食事作りなどを手伝う。同市楠見中の「こはうすの家」でも4年前の立ち上げ当初から和歌山大学の学生らがボランティアとして参加している。同食堂を運営しているNPO法人「子どもの生活支援ネットワーク こ・はうす」の馬場潔子事務局長は「地域には色んな世代の人がいる。食堂にも子どもや大学生、大人がいるのが自然な姿でいいと思う」と喜ぶ。
おのみなとこども食堂を運営する団体の理事、岡定紀さん(46)は最近では地域ぐるみの付き合いが少なくなっているとし、「年上のお兄ちゃん、お姉ちゃんと触れあう機会がない子どもにとっては大学生とつながることで刺激を受けて世界の広がりが大きくなると思う。学生には学びの場として使ってもらい地域を巻き込んでいきたい」と話している。(本間ほのみ)
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幼稚園や小学校の教諭免許、保育士資格の取得を目指している若い大学生が、実際に今いる子どもの姿にふれることができるのはとても貴重ですね。
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