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卒業生の送別 「手話の校歌で」 五霞の小学校で試み

2021/02/04




新型コロナウイルスの感染拡大は、私達の生活様式を一変させてしまいました。
例えば、小学校の給食では、児童同士が食べている間に話さないよう、みんな同じ方向を向いて、食事中は一言も話さずに食べているそうです。
また、ほぼ全員がマスクを着用しており、今やマスクをしていない人はほぼいない状態です。
卒業式では、在校生から卒業生への校歌を合唱するという贈りものが定番ですが、コロナの影響もあり、大勢での合唱は避けなければならない、という状況になっています。
そんな中、茨城県の五霞小学校では、声を出しての校歌斉唱ではなく、手話での校歌を歌うという試みが行われたそうです。

(2021年2月4日朝日新聞デジタルより抜粋)

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2日、茨城県五霞町の五霞東小学校の体育館。前方で女性がしきりに動かす手を、小学4年の児童32人がじっと目で追っていた。手が表しているのは、同小学校の校歌。町内を流れる利根川や江戸川、仲良く強く進む決意……動きをなぞりながら、児童らは手話や指文字で歌を送り出していた。同校では毎年、町内の「すみれ手話サークル」の会員らを招いて、小4児童に手話を学ばせている。運動会、入学式……今年度、児童らは大勢で校歌を歌う機会に恵まれなかった。「声を出せなくても、児童に歌わせてあげたい」。そう考えた中川孝志校長が「すみれ」の木村美智子会長(65)に声をかけ、手話による校歌の練習が決まった。

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このような状況の中で、新しい形式の卒業式を模索するのもとても良いことですね。
もしかしたら、10年後、20年後には今とは全く違う卒業式の形式になっているかもしれませんね。
未来の卒業式はどんな風に行われるのか、とても楽しみです。


 

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